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正月料理の献立帖|組み合わせと段取り

正月料理は、年の初めに台所を休ませるための知恵の集まりです。何を作るか、いつ作るか、日もちの考え方まで、店先の目線でまとめておきます。

更新日 2026-09-13

店先のやりとり

常連さん

正月料理は全部作らないといけませんか。

店主

とんでもない。三品か四品で十分ですよ。うちも黒豆と煮しめとなますを作って、あとは買い足します。

店主のひとこと日もちの長いものから順に。段取りがすべてです。

考え方

正月料理は、日もちする作りの品を重ねに詰めて、年の初めに少しずつ食べるものです。先に何日ぶんを賄うかを決めておくと、作る量も種類も迷いません。

献立の例

主菜煮しめ(里芋、にんじん、れんこん、こんにゃく、干ししいたけ)
副菜黒豆と紅白なますとたたきごぼう
汁物雑煮(すまし仕立て、焼き餅と小松菜)

料理のアイデア

  • 黒豆
  • 数の子
  • 田作り
  • きんとん
  • 紅白なます
  • 煮しめ
  • 伊達巻
  • 昆布巻き
  • ぶりの照り焼き
  • えびの煮物
  • 雑煮
  • たたきごぼう

段取りのコツ

  • 作る順番は日もちの長いものからです。黒豆と昆布巻きは三日前、なますは二日前、煮しめは前の日が目安になります。
  • 全部作ろうとしないでください。三品か四品を丁寧に作って、あとは買い足すほうが正月が楽になります。
  • 魚と肉と卵の品は、中心までしっかり火を通してください。日もちさせる分、ここは厳しめに見ます。
  • 重ねに詰めたら涼しいところか冷蔵庫へ。暖房の効いた部屋に出しっぱなしにしないでください。

よく聞かれること

どのくらい日もちしますか。

黒豆と昆布巻きは冷蔵で一週間、なますは五日、煮しめは三日が目安です。ただし暖かい部屋に置くと一気に短くなります。冷蔵庫に入れ、食べる分だけ取り分けてください。

二人分だとどのくらい作りますか。

一品につき三、四食分あれば十分です。重ねの一段を二人で分けるくらいの量に抑えると、飽きずに食べきれます。余らせるより、少なく作って買い足すほうが気が楽です。

雑煮は地域で違いますか。

違います。すまし仕立てのところ、白みそ仕立てのところ、餅も角餅と丸餅があります。家に伝わるやり方が一番です。餅は焼いてから入れると香ばしく、煮て入れるとやわらかくなります。