294二九四とうふ店町の豆腐屋が書く、毎日のごはん帖
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土鍋ごはんの作り方|材料・手順・店主のコツ

土鍋ごはんは、火加減と蒸らしだけで炊き上げるご飯です。浸水の時間と火にかける順番、おこげの作り方、失敗しない蒸らし方をご案内します。

調理時間の目安 55分分量 2人分(米2合)難しさ ふつう

更新日 2026-09-13

店先のやりとり

常連さん

いつも芯が残ってしまいます

店主

浸水の時間が足りません。冬なら60分。これだけで、ずいぶん変わりますよ。

店主のひとこと蓋は開けない。気になっても12分は我慢です。

材料(2人分(米2合))

研いでから浸水します2合(300g)
新米なら320mlに減らします330ml
入れなくても構いませんひとつまみ
昆布 香りが付きます。抜いても構いません3cm角1枚

作り方

  1. 先に米を研いで、夏は30分、冬は60分水に浸けておきます。浸水を飛ばすと芯が残ります。これだけは省けません。
  2. ざるに上げて5分水を切り、土鍋に米と分量の水、昆布を入れます。水を切ってから量ると、分量が狂いません。
  3. 蓋をして中火にかけ、沸騰するまで8〜10分待ちます。蓋の穴から蒸気が勢いよく出たら沸騰の合図です。
  4. 弱火に落として12分炊きます。この間は蓋を開けません。開けると蒸気が逃げて、炊きむらの元になります。
  5. おこげが欲しければ最後に20秒だけ強火にし、火を止めます。香ばしい匂いがしたらすぐ止めてください。焦げ臭くなったら行きすぎです。
  6. 蓋をしたまま10分蒸らし、底から返すように混ぜて出来上がりです。蒸らしのあとに混ぜると、余分な水気が飛びます。

店主のコツ

  • 買い物:新米は水を含みやすいので、水を10ml減らしてください。古い米は10ml増やします。
  • 火加減:中火で沸騰、弱火で12分、最後に20秒強火。この三段が全てです。
  • 味の調整:塩はひとつまみで十分です。昆布を入れると、おかずが薄味でも物足りなくなりません。

しまうとき・作り置き

冷蔵一膳ずつラップに包んで冷蔵庫で翌日までが目安です。
冷凍熱いうちに包んで冷凍すると、2週間ほどおいしさが保てます。
温め直し冷凍のまま600Wで2分。水を小さじ1ふってから温めるとふっくら戻ります。

味を変えてみる

  • 油揚げときのこを刻んで一緒に炊くと、炊き込みご飯になります。水を20ml減らしてください。
  • 昆布の代わりに干し椎茸を1枚入れると、香りが深くなります。
  • 炊き上がりに刻んだ青じそと白ごまを混ぜると、さっぱりした一膳になります。

炭水化物が中心です。汁物と豆腐の一品を添えると食事として整います。

よく聞かれること

沸騰したかどう分かりますか

蓋の穴から蒸気が勢いよく出て、ふつふつという音が聞こえます。蓋を開けずに判断してください。中火なら8〜10分が目安です。

おこげがうまく作れません

最後の強火が長すぎるか短すぎます。20秒を目安に、香ばしい匂いが立ったらすぐ止めてください。火を止めてからの余熱でも少し進みます。

1合でも同じ手順でいいですか

水は170ml、弱火の時間を10分に短くしてください。少量だと焦げやすいので、火を弱めにするのがこつです。蒸らしは同じく10分です。