パン生地の作り方|材料・手順・店主のコツ
パン生地の作り方です。こねる、ねかせる、ふくらませる。この三つの段取りが分かれば、家の台所でも十分できますよ。粉を混ぜるところから焼き上がりまで、小さめのパン六個分でまとめました。
調理時間の目安 150分分量 2人分(小さめのパン6個分)難しさ ふつう
店先のやりとり
常連さん
パン生地がふくらみません。
店主
湯の温度が高すぎたのかもしれません。40度を目安にして、指で熱くない程度にしてみてください。
店主のひとことこねる時間より、ねかせる時間のほうが効きます。
材料(2人分(小さめのパン6個分))
| 強力粉 買うときは小袋の物が安心です。湿気る前に使いきれます。 | 200g |
|---|---|
| 砂糖 イーストの働きを助けます。上白糖で十分です。 | 大さじ1(約12g) |
| 塩 味だけでなく生地の締まりにも関わります。減らさないでください。 | 小さじ1/2(約3g) |
| ドライイースト 小分けの袋入りが確実です。開けたら冷蔵庫へ。 | 小さじ1(約3g) |
| ぬるま湯 40度が目安。指を入れて熱くない程度です。 | 130ml |
| バター 室温に出してやわらかくしておきます。 | 15g |
| 打ち粉用の強力粉 台と手に薄くふる分です。 | 適量 |
作り方
- 先にぬるま湯を用意します。砂糖とドライイーストを入れ、そのまま5分置きます。表面が泡立てばイーストが働いています。泡が出なければ新しい物に替えてください。
- ボウルに強力粉と塩を入れて混ぜ、1の湯を回し入れます。粉けがなくなるまで混ぜます。塩とイーストは離して入れます。直に触れると働きが鈍ります。
- 台に出して10分こねます。やわらかいバターを加え、さらに5分こねます。バターは後から。先に入れると生地がつながりません。
- ボウルに戻してぬれぶきんをかけ、30度ほどの場所で50分ねかせます。倍の大きさになれば十分です。寒い時期は湯せんの上に置くと進みます。
- ガスを抜いて6つに分け、丸めて15分休ませます。天板に並べてさらに30分置きます。休ませると生地がゆるみ、形がきれいに出ます。
- 190度に温めたオーブンで15分焼きます。表面が色づけば出来上がりです。色が薄いときは2分ずつ足してください。一度に長くすると底が焦げます。
店主のコツ
- 買い物:強力粉は小袋、イーストは小分けの物を。どちらも開けてからの持ちが短い品です。
- 火加減:オーブンは先に190度まで温めておきます。冷たいまま入れるとふくらみません。
- 味の調整:塩は減らさず、砂糖で加減します。甘くしたいときは大さじ1まで足せます。
しまうとき・作り置き
| 冷蔵 | こねた生地は冷蔵で1日が目安です。袋に入れ、口をゆるく閉じてください。 |
|---|---|
| 冷凍 | 丸めた生地は冷凍で2週間が目安。1個ずつ包んでから袋へ入れます。 |
| 温め直し | 焼いたパンは霧を軽く吹いて、180度で5分温め直すと戻ります。 |
味を変えてみる
- 砂糖を大さじ2にしてバターを20gに増やすと、やわらかい甘みのある生地になります。
- 強力粉の2割を全粒粉に替えると、香ばしさが出ます。水は10ml足してください。
- 生地を平たくのばして、具をのせて焼く形にもできます。焼き時間は12分が目安です。
よく聞かれること
こね機がなくても作れますか。
作れます。台に出して手で15分ほどこねれば十分です。生地を台にたたきつけるより、押してのばして折る動きを繰り返すほうが早くまとまります。
一次発酵はどこまで待てばよいですか。
倍の大きさが目安です。指に粉をつけて生地に穴をあけ、穴が戻らなければ十分。戻るようならもう10分置いてください。
前の晩に仕込めますか。
できます。一次発酵のあとに冷蔵庫へ入れ、翌日は室温に30分戻してから分けて丸めます。朝に焼きたてが食べられますよ。