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松茸のお吸い物の作り方|材料・手順・店主のコツ

松茸のお吸い物の作り方です。香りを飛ばさない切り方と、だしの温度をまとめました。数が少なくても、汁物にすれば香りは十分に立ちますよ。二人分です。

調理時間の目安 15分分量 2人分難しさ かんたん

更新日 2026-09-13

店先のやりとり

常連さん

松茸は洗わなくてよいのですか。

店主

ぬれたふきんでふくだけで十分です。水にくぐらせると、香りが逃げてしまいますよ。

店主のひとこと沸かさない。松茸は最後に三十秒だけです。

材料(2人分)

松茸 洗わず、ぬれたふきんで軽くふきます。石づきは鉛筆を削るように落とします。小1本(約40g)
だし 昆布とかつお節のものが合います。濃く取りすぎないでください。400ml
味の土台です。しょうゆより先に入れます。小さじ1/3
薄口しょうゆ 香りづけ程度に。色を濃くしません。小さじ1
ひと煮立ちさせて使います。小さじ2
はも、またはかまぼこ かまぼこなら薄切り。魚を使うなら中心まで火を通します。40g
三つ葉 3cmに切って、最後にのせます。4本
すだち しぼらず、器に添えるだけで十分です。1/4個

作り方

  1. 先に松茸をぬれたふきんでふき、石づきを削って、縦に手で裂きます。水で洗うと香りが逃げます。ふくだけで十分ですよ。
  2. だしを鍋に入れ、弱火で温めます。沸かさずに、ふつふつする手前で止めます。沸騰させるとだしの香りが飛びます。
  3. 塩、酒、薄口しょうゆを入れて味を決めます。ここで一度味を見てください。松茸を入れたあとは足しにくいので、先に決めます。
  4. かまぼこを入れて1分。魚を使う場合は中心まで白くなるまで2分煮ます。煮すぎると固くなります。時間は短めに。
  5. 松茸を入れ、弱火で30秒。すぐ火を止めて、三つ葉をのせて器に注ぎます。三十秒で十分です。長く煮ると香りが抜けます。

店主のコツ

  • 買い物:かさが開きすぎていないもの、軸がしっかり詰まったものを選んでください。小さくても香りは出ます。
  • 火加減:終始弱火で、沸かさないこと。松茸は最後に三十秒だけです。
  • 味の調整:薄いと感じたら塩をひとつまみ。しょうゆを足すと色も香りも重くなります。

しまうとき・作り置き

冷蔵冷蔵で1日が目安です。ただ香りが落ちますので、作ったその場で飲みきるのが一番です。
冷凍冷凍には向きません。香りも食感も残りません。
温め直し弱火で温めます。沸かさないでください。中心が温まれば十分です。

味を変えてみる

  • 松茸をしめじやしいたけに替えても、同じ作り方で作れます。香りは変わりますが、汁は立ちます。
  • そうめんを少し入れると、にゅうめん風になります。夜食に向きますよ。
  • 豆腐を小さく切って加えると、汁に厚みが出ます。うちの店ではこの形をよくすすめます。

きのこは食物繊維を含みます。汁物ですので、塩分は控えめに仕立てています。

よく聞かれること

手で裂くのと包丁で切るのは、どちらがよいですか。

縦に手で裂くほうが香りが出やすいです。繊維に沿って割れるので、口当たりもやわらかくなります。石づきだけは包丁で削ってください。

だしの素でも作れますか。

作れます。ただ濃く出すぎると松茸の香りが隠れますので、袋の目安より一割ほど薄めにしてください。塩で最後に整えると落ち着きます。

値段が高くて手が出ません。

小さいものや傷のあるものは、ずいぶん安く出ます。汁物なら形は関係ありません。しめじやしいたけで作っても、同じ手順でおいしくできますよ。