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発酵あんこの作り方|材料・手順・店主のコツ

発酵あんこの作り方です。小豆と米麹だけで作るあんこで、砂糖を加えません。温度の保ち方と時間の目安、仕上げの詰め方まで、二人分でまとめました。

調理時間の目安 600分分量 2人分(できあがり約400g)難しさ 手間あり

更新日 2026-09-13

店先のやりとり

常連さん

温度計がないのですが、できますか。

店主

炊飯器の保温でふたを開けておくと、だいたいその温度になりますよ。時々混ぜてください。

店主のひとこと六十度より熱くしない。ここだけ気をつければ甘くなります。

材料(2人分(できあがり約400g))

小豆 粒がそろって、つやのあるものを選んでください。150g
米麹 乾燥でも生でも構いません。乾燥ならほぐしてから使います。150g
ゆでる分です。煮汁の量は最後に調整します。適量
昆布 小豆と一緒に煮ると、やわらかく煮えます。抜いても作れます。5cm角1枚
重曹 豆が早くやわらかくなります。入れすぎると味が変わります。小さじ1/4
最後に入れると、甘みがはっきりします。ひとつまみ

作り方

  1. 先に小豆を洗い、たっぷりの水で5分ゆでて、その湯を捨てます。この一回目の湯を捨てると、渋みが抜けます。
  2. 水を替え、昆布と重曹を入れて弱火で60分ゆでます。指で潰れるまで煮ます。途中で水が減ったら足します。豆が湯から出ないように。
  3. 煮汁をきり、小豆を60度まで冷まします。熱いままだと麹が働きません。湯気が落ち着いて、指を入れて熱いと感じる程度が目安です。
  4. ほぐした米麹と小豆を混ぜ、煮汁を100mlほど足して、ゆるいかゆ状にします。水けが少ないと甘くなりません。ゆるめで構いません。
  5. 55度から60度を保って8時間おきます。2時間おきに混ぜてください。炊飯器の保温でふたを開け、ふきんをかける方法が手軽です。
  6. 甘くなったら弱火で5分煮つめ、塩ひとつまみを入れて火を止めます。煮つめると日もちがよくなります。焦げやすいので混ぜ続けてください。

店主のコツ

  • 買い物:米麹は袋に入った板状のものが扱いやすいです。小豆は新しいもののほうがやわらかく煮えます。
  • 火加減:ゆでるときは終始弱火。発酵中は火を使わず、五十五度から六十度を保ちます。
  • 味の調整:甘みが足りなければ、あと2時間おいてください。塩ひとつまみでも甘みは立ちます。

しまうとき・作り置き

冷蔵冷蔵で4日が目安です。清潔な入れ物に詰めて、ふたをしてください。
冷凍小分けにして冷凍で1か月が目安。使う分だけ取り出せます。
温め直し冷蔵から出してそのまま使えます。温めるなら弱火で2分、混ぜながら。

味を変えてみる

  • 水を足してのばすと、あま酒のような飲み物になります。弱火で温めてください。
  • 白玉団子や餅に添えると、そのままおやつになります。
  • パンにぬっても合います。バターを少し合わせると、こくが出ますよ。

小豆は食物繊維とたんぱく質を含みます。砂糖は加えていませんが、麹の働きで甘みが出ます。

よく聞かれること

甘くならないのはなぜですか。

温度が高すぎたか、水けが少なかったかのどちらかです。70度を超えると麹が働きません。小豆を60度まで冷ましてから混ぜ、ゆるめに仕立ててください。

炊飯器がない場合は。

厚手の鍋に入れてふたをし、毛布で包む方法があります。2時間おきに弱火で温め直して、温度を保ってください。手間はかかりますが同じようにできます。

普通のあんこと味は違いますか。

甘みがやわらかく、後に残りません。砂糖のあんこよりさっぱりしています。日もちは短いので、四日を目安に食べ切るか冷凍してください。