294二九四とうふ店町の豆腐屋が書く、毎日のごはん帖
文字

ホーム作り方 › 杏仁豆腐

杏仁豆腐の作り方|材料・手順・店主のコツ

杏仁豆腐のレシピです。牛乳と生クリーム、板ゼラチンではなく粉ゼラチンで、家の冷蔵庫で固めます。固さの目安とシロップの割合まで、二人分でまとめました。

調理時間の目安 20分分量 2人分難しさ かんたん

更新日 2026-09-13

店先のやりとり

常連さん

固まらないことがあるのですが。

店主

ゼラチンを沸騰した牛乳に入れると力が落ちます。火を止めてから加えてみてください。

店主のひとことこし器を一度通す。これだけで店の口当たりに近づきます。

材料(2人分)

牛乳 成分無調整のものが向きます。300ml
生クリーム 入れるとなめらかになります。牛乳に替えても作れます。50ml
粉ゼラチン 水大さじ2にふり入れて、5分ふやかしておきます。5g
砂糖 甘さは好みで加減してください。大さじ3
杏仁霜 なければアーモンドの香りの製菓用エッセンスを2、3滴で代えられます。大さじ1
ゼラチンをふやかす分です。大さじ2
シロップ用の水 仕上げにかける分です。100ml
シロップ用の砂糖 煮溶かして冷やします。大さじ2
くこの実 あれば飾りに。なくても構いません。6粒

作り方

  1. 先に粉ゼラチンを水大さじ2にふり入れ、5分ふやかしておきます。器も冷蔵庫で冷やします。ゼラチンを先にふやかすと、だまになりません。
  2. 鍋に牛乳、砂糖、杏仁霜を入れ、弱火で3分温めます。沸かさないでください。沸かすと膜が張り、口当たりが悪くなります。
  3. 火を止めてふやかしたゼラチンを加え、溶けるまで1分混ぜます。湯気が立つ程度の温度で、ゼラチンはよく溶けます。
  4. 生クリームを加えて混ぜ、こし器でこして器に流します。こすひと手間で、舌ざわりがはっきり変わります。
  5. 粗熱が取れたら冷蔵庫へ入れ、3時間冷やして固めます。急ぐときは浅い器に分けると、2時間ほどで固まります。
  6. シロップ用の水と砂糖を煮溶かして冷まし、固まった杏仁豆腐にかけます。シロップは冷たくしてからかけてください。表面が溶けません。

店主のコツ

  • 買い物:杏仁霜は製菓の材料売り場にあります。手に入らなければ、香りのエッセンスで代えられます。
  • 火加減:牛乳は沸かさず、弱火で温めるだけ。煮立てると分離して舌ざわりが悪くなります。
  • 味の調整:甘いと感じたら、シロップの砂糖を大さじ1に減らしてください。本体の甘さは変えないほうが固まりが安定します。

しまうとき・作り置き

冷蔵ラップをかけて冷蔵で2日が目安です。においの強いものの隣は避けてください。
冷凍冷凍すると水が分かれます。うちではすすめていません。
温め直し温め直す料理ではありません。冷たいままいただいてください。

味を変えてみる

  • みかんや桃の缶詰を添えると、彩りが出ます。シロップは缶の汁で代えられます。
  • ゼラチンを7gに増やすと、切り分けられる固さになります。器ごと出さないときに向きます。
  • 牛乳の半分を豆乳に替えると、後口が軽くなります。うちではこちらをよく作ります。

牛乳と生クリームを使うため、脂質と糖質を含みます。

よく聞かれること

杏仁霜がなくても作れますか。

作れます。アーモンドの香りのエッセンスを2、3滴落としてください。香りは弱めになりますが、なめらかさは変わりません。

寒天で作るとどう違いますか。

寒天は常温でも固まり、口の中でほろりと崩れます。粉寒天なら2gを牛乳に入れて2分煮溶かしてください。ゼラチンよりしっかりした固さになります。

甘さを控えたいのですが。

本体の砂糖を大さじ2に減らして、シロップで調整してください。本体を減らしすぎると、味がぼやけます。