冷たい肉そば|旅先の味と家での楽しみ方
冷たい肉そばは、冷ました鶏のだしで食べるそばです。土地の成り立ち、汁と具の特徴、食べ方、それから家で近づける工夫までをまとめました。
店先のやりとり
常連さん
冷たいそばに鶏のだしは合いますか。
店主
合いますよ。冷やすと脂が固まりますので、取り除いて澄んだ汁にするのがこつです。
店主のひとこと冷やして脂を取る。汁がすっきりします。
どんな味か
冷たい肉そばは、鶏から取っただしを冷まし、冷たいそばにかけて食べる一杯です。東北の内陸で親しまれてきた形と言われています。温かいそばとも、つけ汁のそばとも違う、独特の食べ方です。
特徴
- 汁は鶏のだしが軸です。冷ますと脂が固まりますので、澄んだところを使います。
- そばは太めで、歯ごたえのあるものが合わせられます。冷たい汁でも伸びにくいです。
- 具は鶏肉とねぎが基本です。飾りを増やさず、だしの味を見せる組み立てになっています。
食べ方・楽しみ方
- 汁は冷たくしていただきます。氷は入れず、冷蔵庫で冷やすのが目安です。
- そばは冷水でしっかり洗って締めます。ぬめりが残ると汁が濁ります。
- 薬味はねぎだけで十分です。香りの強いものを足すと、鶏のだしが隠れます。
家で楽しむなら
家で作るなら、鶏もも肉を弱火で30分煮てだしを取り、冷蔵庫で冷やして脂を取り除きます。肉は中心まで火を通してから薄く切り、締めたそばにかければ形になります。鶏だしのかけそば、鶏とねぎの煮物、そば湯の汁物と合わせると献立が整います。
由来
そば作りが盛んな土地で、鶏を飼う家が多かったことから生まれた形と伝えられています。夏に冷たいまま出したところ広まり、今では季節を問わず出される一杯になりました。
よく聞かれること
だしは何から取りますか。
鶏もも肉か鶏がらが基本です。弱火で30分煮てから漉し、冷蔵庫で冷やして表面に固まった脂を取り除くと、澄んだ汁になります。
そばは何を使いますか。
太めの乾麺が向きます。冷たい汁でも伸びにくく、歯ごたえが残ります。ゆでたら冷水でしっかり洗って締めてください。
温かくしても食べられますか。
食べられます。同じだしを温めて使えば、鶏のかけそばになります。その場合は脂を残したほうが、こくが出て寒い日に向きます。