大門素麺|旅先の味と家での楽しみ方
大門素麺は、富山県で作られてきた素麺です。丸めた形で売られる珍しい素麺の話と、ゆで方、つゆの合わせ方、家での楽しみ方をまとめました。
店先のやりとり
常連さん
まげたまま鍋に入れていいんですか。
店主
いえ、手で半分に折ってから入れてください。そのままだと中心が生のままになりますよ。
店主のひとこと冷水でのもみ洗いを省かないでください。別物になります。
どんな味か
大門素麺は、富山県の大門の地で作られてきた手延べの素麺です。まげた形のまま和紙に包んで売られるのが目立つところです。冬の寒い時期に作られてきたと言われ、乾いた細い麺に仕上がります。
特徴
- 麺が丸くまげた形で包まれています。ゆでる前に手で折って使います。
- 細めでこしがあり、ゆで時間が短いのが持ち味です。
- 土産物としても扱われ、和紙の包みのまま贈られることがあります。
食べ方・楽しみ方
- 先に湯をたっぷり沸かします。まげた束を半分に折ってから入れてください。
- ゆで時間は袋の表示どおりに。目安は1分半から2分で、のびやすいので時間を計ります。
- ゆで上がったら冷水でもみ洗いして、ぬめりを落とします。ここで味が決まります。
家で楽しむなら
家で楽しむなら、つゆを二種類用意すると最後まで飽きません。うちでは普通のつゆと、ごまだれ風のものを小鉢で出しています。にゅうめん、素麺チャンプルー、薬味たっぷりのつけ汁にすると、余った分も使い切れます。
由来
冬の農閑期に麺を手延べする仕事が各地で行われ、富山でもその一つとして続いてきました。まげた形は運びやすく崩れにくいため、土産や贈答の品として定着したと言われています。
よく聞かれること
ゆで時間の目安はどれくらいですか。
細い麺なので1分半から2分が目安です。袋に表示があればそちらに従ってください。硬めに上げて冷水で締めると、こしが残ります。
保存はどうしますか。
乾いたまま、湿気の少ない場所で保存してください。袋を開けたら口を留めて、目安として半年ほどで使い切ります。においの強いものの近くは避けます。
温かい食べ方はできますか。
できます。にゅうめんにすると体が温まります。麺は別の鍋でゆでて洗ってから、温めたつゆに入れてください。つゆで直接煮ると濁ります。