福岡の海鮮丼|旅先の味と家での楽しみ方
福岡の海鮮丼は、玄界灘や有明海で揚がる魚を、酢飯や白いご飯にのせていただく一杯です。特徴、食べ方、家で楽しむ話、成り立ちまでまとめました。
店先のやりとり
常連さん
福岡のしょうゆは甘いと聞きました。
店主
そうですね。刺身に合わせると角が立ちません。家でもみりんを少し足すと近づきますよ。
店主のひとことたれは半分ずつ。最後まで味が変わります。
どんな味か
福岡の海鮮丼は、九州の北の海で揚がる魚介をご飯にのせた丼のことです。いかやさば、あじ、たいなど、近い海の魚が中心になります。港に近い町ほど、朝のうちに出す店が多くあります。
特徴
- 近い海で揚がる魚が中心です。いか、あじ、さば、たいなどが並びます。
- 甘みの強いしょうゆを使う土地柄で、たれも甘めに仕立てる店があります。
- ごまだれをからめてのせる形もあり、その場合はご飯を白いままにすることが多いです。
食べ方・楽しみ方
- まず一切れをそのままいただいて、魚の味を見ます。そのあとでたれを回します。
- たれは全体にかけず、半分ずつかけると、最後まで味が変わって飽きません。
- 残ったご飯に出汁や茶を注いでいただく形もあります。店で出してくれるか聞いてみてください。
家で楽しむなら
家で近づけるなら、刺身を買ってきて、ごまと甘めのしょうゆであえるところから始めます。あえてから10分置くと、味がなじんで丼らしくなります。ごまだれの刺身丼、あじのなめろう、いかの塩辛の三つが作りやすいと思います。
由来
福岡は近い海で揚がる魚を朝のうちに運べる土地で、港町の食堂が魚をご飯にのせて出したのが広まりとされています。甘みのあるしょうゆが土地に根づいていたことも、たれの味に表れています。
よく聞かれること
どんな魚がのりますか。
いか、あじ、さば、たい、ぶりなど、近い海で揚がる魚が中心です。季節で入れ替わるので、その日の品書きを見て決めるのが確実です。
家で作るときのご飯は。
甘めのたれを使うなら白いご飯、しょうゆだけなら酢飯が合います。酢飯は米2合に酢大さじ3、砂糖大さじ1、塩小さじ1が目安です。
たれはどう作りますか。
しょうゆ大さじ3、みりん大さじ1、すりごま大さじ1を混ぜるだけで近い味になります。みりんは小鍋で1分煮切ってから使うと、角が取れます。