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梅仕事のやり方|手順と失敗しないコツ

梅仕事は、梅が出回る短い時期に一年分を仕込む台所の行事です。梅シロップと梅干し、それぞれの下ごしらえの順番、瓶の支度、置き場所の目安をまとめました。

かかる時間 60分

更新日 2026-09-13

店先のやりとり

常連さん

梅仕事って、難しそうで手が出ません。

店主

瓶を乾かして、へたを取るだけですよ。あとは置いておけば梅が仕事をしてくれます。

店主のひとこと瓶を乾かす。これができれば半分終わりです。

なぜ・いつ

梅が店先に並ぶのは6月のひと月ほどです。青いうちはシロップ、黄色く熟したものは梅干しに向くので、出回ったら早めに仕込みます。

用意するもの:ふたつきの保存瓶、竹串、ざる、清潔なふきん

手順

  1. 先に瓶を洗い、熱湯を回しかけて完全に乾かします。水気が残るとかびのもとです。前の日に洗っておくと、乾かす時間に追われません。
  2. 青梅は水に1時間つけてあくを抜きます。黄色く熟した梅はつけません。熟した梅を水につけると、実が割れやすくなります。
  3. 竹串でへたを一つずつ取り、ふきんで水気をていねいに拭き取ります。へたが残ると渋みが出ます。ここは省けません。
  4. シロップにするなら、梅と氷砂糖を交互に瓶へ。梅1kgに砂糖1kgが目安です。一日一度、瓶をゆすって砂糖を全体に回します。
  5. 梅干しにするなら、梅の重さの15%の塩をまぶし、重しをのせて漬けます。塩を控えすぎるとかびやすくなります。目安は守ってください。
  6. 涼しく暗い場所に置きます。シロップは10日、梅干しは梅雨明けまでが目安です。日の当たる窓辺は避けてください。味が変わります。

よくある失敗

  • 瓶の水気が残ったまま漬けて、表面にかびが出てしまう。
  • へたを取らずに漬けて、渋みが最後まで残ってしまう。
  • 塩や砂糖を控えすぎて、漬かる前に傷んでしまう。

こんな料理・場面で

  • 梅シロップの水割り
  • 梅干しのおにぎり
  • 梅ジャム
  • 煮魚の下ごしらえ

よく聞かれること

青梅と完熟梅、どちらを買えばよいですか。

シロップや梅酒には青梅、梅干しには黄色く熟した梅が向きます。店先では色で見分けてください。青いものは固く締まり、熟したものは香りが立っています。

白いものが浮いてきました。

砂糖が溶けきる前に出る泡のことが多いです。瓶をゆすって溶かしてください。表面に毛のようなものが張っていたら、その回の分は使わずにやめておきます。

どれくらい置けばできますか。

梅シロップは10日から2週間が目安です。梅干しは塩に漬けて1か月ほど置き、梅雨明けに3日ほど干します。どちらも様子を見ながら決めてください。