ドリップコーヒー|種類と家での楽しみ方
ドリップコーヒーは、粉に湯を注いで、こしながら抽出する淹れ方です。器具の種類と手順、合う食べ物と失敗しないこつまでまとめました。
店先のやりとり
常連さん
同じ豆なのに、味が毎回変わります。
店主
湯の温度と注ぐ速さが変わっているのだと思います。まず温度を決めてみてください。
店主のひとこと蒸らしの30秒。ここを省かないでください。
どんな飲みものか
ドリップコーヒーは、ひいた豆に湯を注ぎ、紙や布でこして淹れるコーヒーです。淹れる前にカップと器具を温めておくと、最後の一口までおいしくいただけますよ。
種類
- 紙のフィルターを使うもの。後始末が楽で、すっきりした味になります。
- 布のフィルターを使うもの。こくが出ますが、洗って保管する手間があります。
- 金属のフィルターを使うもの。油分が通るので、重い飲み口になります。
- 円すい形の器具。湯の落ちが早く、注ぎ方で味を変えやすいです。
- 台形の器具。湯がたまるので、味が安定しやすいです。
- 一杯分ずつ袋になったもの。カップに掛けて注ぐだけで淹れられます。
- 機械で自動に落とすもの。人数分をまとめて淹れるのに向きます。
家での作り方・淹れ方
- 先に湯を沸かし、器具とカップに湯を回して温めます。この湯は捨てます。冷たい器具に注ぐと、温度が落ちて味がぼやけます。
- 紙のフィルターを折って器具にはめ、湯を回して紙のにおいを流します。この湯も必ず捨ててください。
- 粉を入れて平らにならします。一杯あたり10gが目安です。表面が斜めだと、湯が片側に流れます。
- 沸いた湯を1分置き、粉が湿る分だけ注いで30秒待ちます。この蒸らしで、味の通り道ができます。
- 中心から小さく円を描き、二、三回に分けて注ぎます。合計2分半が目安です。ふちに直接かけると、粉を通らない湯が落ちて薄くなります。
- 落ちきる前に器具を外し、カップの湯を捨てて注ぎます。最後まで落とすと、苦みとえぐみが混じります。
合わせるもの・コツ
合う食べ物
- 厚切りのトースト
- 焼き菓子
- チーズケーキ
- あんこの和菓子
コツ
- 湯は沸騰から1分置いて、90度ほどに落としてください。
- 豆は淹れる直前にひくと香りが残ります。粉なら2週間で使いきってください。
- 濃いと感じたら湯で薄めます。粉を減らすより味が整います。
よく聞かれること
粉と湯の割合は。
一杯150mlに対して粉10gが目安です。濃いのが好みなら12gまで。粉を増やすほうが、湯を減らすより味が整います。
紙と布ではどちらがよいですか。
手軽さなら紙、こくを求めるなら布です。布は使うたびに洗って水に浸して冷蔵保存する手間があります。毎日淹れるなら紙が続けやすいです。
最後まで落としてはいけませんか。
終わりのほうに苦みとえぐみが出ます。予定の量が落ちたら、まだ湯が残っていても器具を外してください。味がすっきりします。