狭山茶|旅先の味と家での楽しみ方
狭山茶についてまとめました。どこの土地のお茶か、味の特徴、家での淹れ方としまい方、それから合う食べ物まで、店先の目線でお話しします。
店先のやりとり
常連さん
お茶が渋くなってしまいます。
店主
湯が熱すぎるのかもしれません。一度湯飲みに移して冷ましてから注いでみてください。
店主のひとこと湯を一度移す。それだけで渋みが減ります。
どんな味か
狭山茶は、埼玉県の西部、狭山や入間のあたりで作られてきた緑茶です。茶の産地としては北のほうにあたり、寒さで葉が厚くなるとされます。仕上げに火を強く入れる作り方が伝えられていて、香ばしい香りが出ます。
特徴
- 葉に厚みがあり、味が濃く出ます。少ない葉でも十分に味が立ちます。
- 仕上げの火入れが強く、香ばしい香りが特徴とされます。
- 冬の寒さが厳しい土地のため、摘む回数は南の産地より少ないと言われます。
食べ方・楽しみ方
- 湯は70度ほどに冷ましてから注ぎます。熱い湯だと渋みが立ちます。
- 一煎目は1分ほど待ちます。二煎目は湯を高めにして、待たずに注いでください。
- 香ばしさがありますので、あんこの菓子や焼き菓子とよく合います。
家で楽しむなら
家で楽しむなら、急須に茶葉を3人分で6g、湯は70度で1分。これだけ守れば味が決まります。うちでは湯冷ましに一度湯を移してから注いでいます。冷茶、あんこの菓子、焼きのりのご飯の三つと合わせてみてください。
由来
この土地では古くから茶が作られてきたと伝えられています。港に近い土地柄から海外へ運び出された時期もあり、火入れを強くする仕上げ方が受け継がれてきたとされます。
よく聞かれること
茶葉の量はどのくらいですか。
三人分で6gほど、大さじ山盛り1杯が目安です。味が濃く出る茶葉ですので、多めに入れるより湯の温度で加減するほうがうまくいきます。
保存はどうすればよいですか。
袋の口を留めて、缶に入れて冷暗所へ。開けたら1か月を目安に使いきってください。冷蔵庫に入れるなら、出したあと室温に戻してから開けます。
水出しでも飲めますか。
飲めます。茶葉10gを水1リットルに入れ、冷蔵で3時間置いてこします。渋みが出にくく、夏はこちらが飲みやすいです。当日中に飲みきってください。