サバそうめん|旅先の味と家での楽しみ方
サバそうめんは、甘辛く煮た焼き鯖と、その煮汁で味を含ませたそうめんを合わせる郷土料理です。味の組み立てと家で作るこつをまとめました。
店先のやりとり
常連さん
そうめんは別にゆでないのですか。
店主
はい、煮汁で直に煮含めます。味を吸って、まるで別の麺になりますよ。
店主のひとこと焼き鯖を使うから、煮ても崩れないのです。
どんな味か
サバそうめんは、滋賀県の湖北地方に伝わる郷土料理です。焼いた鯖をしょうゆと砂糖で甘辛く煮て、その煮汁でそうめんを煮含めて一皿にします。冷やして食べるそうめんとは別もので、温かいまま、味の付いた麺として出てきます。
特徴
- 焼いた鯖を使います。焼いてあるので煮崩れせず、香ばしさが煮汁に移ります。
- そうめんを煮汁で煮含めます。ゆでてから和えるのではなく、味を吸わせるのが持ち味です。
- 甘辛い味が中心です。しょうゆ、砂糖、酒、しょうがでまとめます。
食べ方・楽しみ方
- 温かいうちに、鯖と麺を一緒に取って食べます。
- 粉山椒か七味を少し。甘辛さが締まります。
- 残った煮汁はご飯にかけても合います。
家で楽しむなら
家で作るなら、焼き鯖を買ってきて甘辛く煮るところから始めると近づきます。そうめんは別ゆでにせず、鯖の煮汁を薄めた汁で直に煮含めてください。焼き鯖の煮付け、にゅうめん、鯖のしょうが煮の三つを覚えておくと、いつでも作れます。
由来
田植えの時期に、嫁いだ娘の家へ実家から焼き鯖を届ける習わしがあったと伝えられています。その鯖を煮て、日もちのするそうめんと合わせたのが始まりとされています。
よく聞かれること
生の鯖でも作れますか。
作れますが、一度焼いてから煮てください。焼くと香りが出て、身も崩れにくくなります。中心まで火が通ってから煮汁に移すのが順番です。
そうめんがのびませんか。
煮る時間を1分半までにしてください。火を止めてからも余熱で進みます。少し固いと感じるくらいで器に取るとちょうどよくなります。
作り置きはできますか。
鯖の煮付けだけなら冷蔵で3日ほど持ちます。そうめんは食べる直前に煮含めてください。合わせて置くと、麺が汁を吸いすぎてしまいます。