関あじ・関さば|旅先の味と家での楽しみ方
関あじ・関さばは、豊予海峡でとれるあじとさばを指す呼び名です。どんな魚か、特徴と食べ方、家で近づける工夫までまとめました。
店先のやりとり
常連さん
ふつうのあじやさばと何が違うのですか。
店主
とれる海域と扱い方が違います。潮の速い場所で育つので、身が締まっていると言われますよ。
店主のひとことよい魚が手に入った日は、手数を少なく。
どんな味か
関あじ・関さばは、大分県の佐賀関沖、豊予海峡でとれるまあじとまさばのことです。潮の流れの速い海域で育つため身が締まっていると言われ、一本釣りで扱われる形が知られています。同じ海域の魚でも、水揚げされる港によって呼び名が変わります。
特徴
- 潮の流れが速い海域で育つため、身が締まっていると言われます。
- 一本釣りで一尾ずつ扱われ、傷が付きにくい形で運ばれます。
- 脂ののり方は季節で変わり、さばは秋から冬にかけて厚くなります。
食べ方・楽しみ方
- 刺身用と書かれた物は、薄めに引いて、しょうゆを少しだけ付けていただきます。
- 塩焼きにするなら、焼く20分前に塩をふって水気をふき取ってください。
- 残った分はみそ煮にします。しょうがを一かけ入れると、香りが立ちます。
家で楽しむなら
家で近づけるなら、鮮度のよいあじとさばを選んで、買ったその日に手をかけることです。切り身より一尾のほうが状態が分かります。あじの塩焼き、さばのみそ煮、あじのなめろう。この三つを覚えておけば、よい魚が手に入った日に迷いません。
由来
佐賀関の漁師が豊予海峡で一本釣りしてきた魚を、水揚げする港の名にちなんで呼び分けてきたのが始まりと伝えられています。扱い方と運び方に手をかけてきたことで、名が広く知られるようになりました。
よく聞かれること
旬はいつごろですか。
あじは春から夏、さばは秋から冬に脂がのると言われます。ただし年によって前後しますので、店先で腹の厚みを見て選んでください。
刺身で食べても大丈夫ですか。
刺身用と明記された物を選んでください。表示のない物は加熱してお召し上がりください。心配なときは、店の方にたずねるのが確かです。
家庭で選ぶときの目安はありますか。
目が澄んでいて、えらが鮮やかな赤みのある物を選びます。腹を押して張りがあれば新しい印です。一尾のまま買うと、この見分けがしやすくなります。